朝早く目が覚めて、モスクからエザーンと、その後教会の鐘の音が聞こえてきて、おおーこれがレフコシアか、と実感。
なんと!今朝は雨。 ホテル8階のレストランから雨のレフコシャを眺めながら、のんびり朝食。 1年中のほとんどが晴れているはずの場所だけど、雨は冬に集中しているそうだし、今冬は暖冬なのはいいとしても、ほとんど雨が降っていないから異常なんだ、という話は聞いていたので農家にとっては恵みの雨かも。 お部屋でブログ用のメモを書いたりしてのんびりしてると、おおっ空が明るくなってきた気配・・やむといいなぁと思ってると、しばらくしてあがりました。 チャンス!とばかりにお出かけ。 目的地はガジマーウサ、北キプロスの東の港。十字軍により繁栄した強固な壁に囲まれた城塞都市。 ホテルのフロントのおじさんに教えてもらったミニバス乗り場に向かう途中のギルネ門。 古都レフコシャの入り口のひとつ。 さすが!どこにでもあります、アタチュルク様の像。 ミニバスで1時間くらいでガジマーウサに到着。 ここにも勝利の塔の上にはアタチュルク様の頭像。その奥がカレイチと呼ばれる旧市街。 ここ1箇所です、旧市街への入り口は。 なんとも守りが堅そうな強固なつくりではありませぬか! ランドマーク的存在のララ・ムスタファ・パシャ・ジャーミィ。 え?!昨日のセリミエ・ジャーミィ同様にミナレットがなければ、フレンチ・ゴシックの教会にしか見えませんが、モスクです。 14世紀に建てられ、リュージニャン朝のキプロス王の戴冠式も行われた大聖堂が前身。 16世紀にオスマントルコの手におち、そのときのキプロス攻略の功労者ララ・ムスタファ・パシャの名前をつけたそうです。 ま、壊すよりはマシだけど、無理があるような・・・ でもイスタンブールのアヤ・ソフィアもそうだけど、教会をモスクに作り変えてしまうのはオスマントルコのお家芸。 ジャーミィの横にクリスマスのデコレーションが可愛かった。 そういえば、トルコのサンタクロース(=ノエル・ババ)は新年にやってくるのですよ、今年はクルバン・バイラムもちょうど新年の3が日に重なったので、さぞや盛り上がったことでしょう! それにしても、歩いているとついて来る車が今日はすでに数台。年の頃20代。「どこ行くの?連れてくよ」「送ってくよ」「今時間ないなら今晩何する予定?」とか。目的地まで徒歩5分だっつーの!今がダメなら今晩もダメだっつーの。 ヒマなのか、親切なのか、下心なのかはわからんが、昔アンタルヤで、初めてついてくるトルコ人男性に遭遇したときに何にびっくりしたって、1度ビシッと断ってもまだついてくる人も少なくないのだ。で、こちらが道に迷おうものなら、ここぞとばかりに出てきて助けてもらったりもするけど、。 ま、常々、「女性には2度断るチャンスを与えよ=つまり3度目にYesと言わせるぐらいもったいぶらせよ」という男性への持論があるので、じゃぁぴったり!と思われるかもしれませんが、好みのタイプの男性であれば・・の話。でなければ、苦痛以外の何者でもない。消えてくれ~悪霊退散!的な。こんなこと言ってるからいまだ・・ 次はシェイクスピアの戯曲オセローの舞台とされたオセロ塔。ふむふむ、雰囲気はありますね。 トルコ語が話せるからと切符売り場のお兄ちゃんがトルコ人入場券にしてくれました。外国人旅行者の半額、ラッキー!トルコ語を話せるとたまには得をします、日本では全然役に立たないけど! 14世紀に建てられた城砦。ベネチア時代にさらに強固な城壁が増築されたそうです。 ゲートの上にはベネチアのシンボル、ライオンのレリーフ。 塔の上から旧市街を眺む。先程のジャーミィの背景も。 塔の外側はすぐに港。 旧市街の街並み。まるで中世にタイムスリップしたような感じ。 街を歩いていると、日本人観光客はあまり見ないのか、「タタリスタン(=タタール人、トルコ人のルーツと言われる中央アジア民族)?」と何度か聞かれました、そりゃ大陸系アジア人の顔をしているとは昔から何度も言われたけどさ。 レフコシャの街に戻ってからメインストリート沿いのレストランで遅いランチ。 日本人はまだまだ珍しいのか、「またタタリスタン?」ときた。「日本人だよ」と言うと、「トルコ語が話せるなら、トルコに今住んでるの?それともここに住んでるの?」「日本だよ。」「えートルコ語どこで習ったの?」というお決まりの会話が始まる。 仲良くなりついでにお願いしてアダナ・ケバブとシェフタリ・ケバブを半分ずつにしてもらいました。 シェフタリ(=桃)・ケバブは初めて食べたけど、確かにほんのり桃の香りが・・葉かな?果実かな?イスタンブールで友達に会ったら聞いてみよう。 やっぱり美味しい~北キプロス側はトルコと同じなので、言葉も通じるし馴染みのあるものばかりだからほっとします。南キプロス側も英語が通じるから不便ではなかったはずなんだけどトルコ圏の方が水を得た魚のように動き回れる私はやはりアジア人、そしてトルコもEU加盟は悲願だけどメンタリティはアジア人だと思うのよね。 本当はギルネというところからフェリーでトルコ本土に渡るのが夢の計画だったのですが、その後途中で観光しながらイスタンブールに向かうには時間があまりにもないことに気づき、かつ天気もここ数日いまひとつなようなので飛行機で一気に飛ぶことにしました。 しかも北キプロスのエルジャン空港からイスタンブールまでの航空券がびっくりするくらい安かったので使わない手はない!Atlas Jet(日本でいうところのスカイマークか?)でなんと80YTL(¥6,500程)。 おかげでキプロスでもう1日半余裕が出ました。さて、行きそびれていた所にまだ行けるぞ~しめしめ。 ラストエンペラーをテレビでやっていたので見ていた。ジョン・ローンのいちばんいい時ですね、この映画の頃・・・もの哀しい映画だけど、ベルトルッチ監督の映像と坂本龍一の音楽は美しい。何度見てもいいです。 そういえば、夜の10時過ぎに知らない男性から部屋に電話が来たので、誰も知り合いに居場所など知らせてないので、「誰?何?間違い電話でしょ?」とトルコ語で言って叩き切ると、なんと、昼間3泊するからと言って割引交渉したこのホテルのオーナーさんで、高級そうなスーツに身を包んだ恰幅のいい紳士からお茶のお誘いだったということが翌朝判明。「間違い電話でしょ?」って叩き切られちゃったよ、なんて笑ってましたが、でも10時過ぎって時間だし、いくらオーナーとはいえゲストの部屋に電話をかけるって、問題ありやしませんか?と。紳士的に今夜お食事でもごちそうしますよ、とお誘いいただきましたが、旅行中はすごく早く寝るから(まじで!今回は時差ボケがなかなか直らない、ひとりだと夜中まで遊ぶという荒療治もしないから余計に)多分寝てると思う、とやんわりお断りしました。
by kara_melek
| 2007-01-05 23:59
| 海外旅行
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