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トルコ人(ムスリム)気質についての考察(否定的)ー一般的ではないかもしれない

5-6年前から知っているイスタンブール在住のトルコ人女性の友達がいる。(と言っても、普段から頻繁にメールをって程では全然ないのだけど)
喜怒哀楽も性格もはっきりしているところが私たちの共通点で、どんなに久々でも割となんでも話せる気さくな友達でもある。言葉は日本語がメイン、ときにトルコ語も混じる。
久々に来月トルコに行こうと思ってるので、電話してみると・・・
現在イギリス在住の元彼のトルコ人男性と、7年間のブランクを経て今春ロンドン語学学校留学中に再会し、近々結婚することになったというニュースで、素直に「わーおめでとう!」
何がよかったって、結婚そのものもですが、イスタンブールを離れることが、です。

彼女にはひとりの妹がいますが、その妹が結婚して、今や5歳の子供の母となっても、その稼ぎの良くない旦那に代わって、彼女が妹一家の生活費の面倒を見ていたのです、すべてではないにしろ。ちなみにその妹は高校卒業以来、定職につかずに結婚こそが女の幸せを地で行って専業主婦の座を手に入れた、ここまではいい、私も1度はしてみたい、でも問題はその後、生活費は実姉に面倒を見させている有様なこと。一方の姉は日本に留学経験もあるトルコでも有名大学卒のエリート。普通のトルコ人男性よりは稼げているのは確かと思われます。
でも、話を聞いていると、家庭内搾取以外の何ものでもない・・
年金制度が不十分なトルコでは、親の面倒は子供が・・みたいな話は知ってましたが、兄弟姉妹までは・・むむ。一時的な理由によるものならともかくも、長きに渡ってっていうのは理解に苦しむ。
一家でひとり稼ぎ頭が出てくると、みんなよってたかって働かなくなる、とは日本でもある話かもしれないけどあまり聞かないし、私が聞いた限りではイスラム諸国に多い気がしますね。
家族関係が希薄になってきている日本と比べて、家族関係が親密であるのは素晴らしいことなのだけど、この手の親密ぶりは困りもの。
イスラムの五行の中に、『喜捨』ということばがありまして、かいつまんで言うと、持てる者は困窮してる者には与えよ、で、非常によいことだと思います。目安としては年間貯蓄額(って何だろう?)の2.5%とか4%とか言われており、桁違いの高収入の方を除けば、そんなに大きな金額ではないはず。が、これを自分の都合のよいように解釈する人が多すぎる気がする。持ってる人が払ってください、みたいな。件の妹などは、黙って助けてくれるからよいことなのであって、それを他人に吹聴しようものなら、せっかくよいことをしても無意味だし価値が下がる、と、のたまうそうで。それって単純に姉に援助してもらってる事実を対外的には隠して(稼ぎの良くない旦那のプライドすらカモフラージュ、ある意味、いい妻か)・・ていう、ええ格好しい!の典型じゃないの。はああ??感謝のかけらもなく、権利を主張するようなこの言い方は何?と他人事ながら怒ってしまいました。
一方こんな諺もあるそうです。「自分で努力することなく、人の物(金)を使ってばかりの人は泥棒と同じである。」と。そのとおり!さすがイスラム教、片手落ちではありません。この気持ちに欠ける人のなんと多いことか!ですよ。働けない事情があるならともかく、五体満足で事情も許して、生活に困ってるなら働けよーーー妹!っと思ってしまいます。
トルコを離れるにあたって、「妹達を見捨てるような結果になり、ほら、嵐を抜け出したと思ったら台風が来ることもあるでしょ?イギリスでもっと悪いことがあったらどうしましょう?」などとまだ心配している彼女に、「大丈夫、もう十分すぎることをしてきたのだから、幸せしか待ってないと思うよ。」と心から門出をお祝いしたのでした。
by kara_melek | 2006-08-20 23:59 | Turkey!!
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