ペラ・パラスの朝食。
今日でこのトルコ式朝食とも、また来る日までしばし食べられないと思うと・・・いつものごとく朝からたっぷり食べてしまった、わはは。旅行中しか朝食しっかり食べない・・とか嫌味を言われても何のその。 朝食終わって、レストランから下を見ると・・ 今日はイスタンブールでユーラシア・マラソンといって、アジア側からスタートしてボスフォラス大橋を渡って、ヨーロッパ側にゴール、という毎年恒例(多分・・)のマラソン大会が開催されているようで、風の冷たい中、ジョギング・パンツで颯爽と走っていく人々の姿が・・・ そういえば、私もイスタンブールに住んでいたときに、フル・マラソンではなくて10kmほどのウォーキングの方に、友人と参加した思い出があります。ボスフォラス大橋を歩いて渡るなんて滅多にできない経験ですからね。エントリーするのに何百円か払って、記念にメダルとTシャツをもらったような思い出が・・地元の人に混じった外人ということで珍しかったのか、テレビカメラが来て、ひとことコメントお願いします!と言われたりして、なかなか楽しかったです。 まずはホテル内探検。 ペラ・パラスは1898年開業でオリエント急行華やかなりし頃のコスモポリタンな外人租界的雰囲気を今に伝えています。ちょっと床がきしんだり、若干のくたびれ感は否めませんが、近代西欧的快適さと、東洋的豪華さを追求した当時の最高級ホテルの面影があり、古きよき時代が偲ばれます。 そんな名残の残るエレベーター。 必ずエレベーターガールならぬエレベーターおじさんORお兄さんがいます。前に泊まった時もいたっけ?多分、扉が二重のためにどちらかが閉まってないと動かないというトラブルがあったような記憶があるので、確実にするために常時有人としたのかもしれません。いや、美青年がいた気もしてきた・・ アガサ・クリスティが泊まった部屋、グレタ・ガルボが泊まった部屋、他にもあの有名な女スパイ・マタハリ、アタテュルク、チャーチル首相等々が泊まった部屋にはそれぞれ、ドアにこんな感じに示されています。 残念ながら、私の泊まった部屋は何のゆかりもありませんでしたけど! ホテルの外観。 それから比較的ホテルに近いところに、フランス小道といって、カフェが立ち並ぶ小洒落たところがあると聞いて行ってみることにする。知らなかったー前からあったのだろうか?でも、まだお昼前なのでいまひとつ人がいない。夜に賑わいそう。 この界隈はアンティーク・ショップが多いことでも有名で、歩いていると、あら、こんなところにセンスのよいお店が・・という発見もきっとある場所。 久々にトプカプ宮殿に行ってみたいと思いまして・・ 巨大なエメラルドとダイヤモンドを目の保養に・・ こちらが入り口の挨拶の門でございます。 まずは宝物館へ。 征服されたことのない国の財宝ってこういうことなんだ!と、初めて来たときには、びっくりすると同時に、本当にすごいなぁーオスマントルコって思いましたもの。 他の博物館なら、ご大層に展示しそうな、日本の古伊万里とか中国の唐三彩なんかも、重なりあわんばかりに無造作に展示されている有様にびっくり。宝石いっぱいの玉座とか装飾品とかにもさらにびっくり。したものでしたが、時代は変わり・・・特に陶磁器はきれいに展示するようになったので、圧倒的に展示品は少なくなってたのが残念! おまけに撮影禁止になってましたが・・・知らずにエメラルドの短剣のみ撮ったら、注意されてしまいました。 いろいろな面でトルコがシステマティックに洗練されていく・・私は自分が一昔前のトルコ人のような気がしてしまった・・余談ですけど、ATMを愛用していたPamuk Bankも5年程前になくなったらしく、「え、とっくになくなったよ。」とも言われ、そっか・・ それはさておき、どうですか!このエメラルド!!何度見てもすごっ!!! そして、86カラットのスプーン屋(ダイヤの原石を市場でスプーン3本と交換したという話)のダイヤモンドも相変わらず光り輝いてました。 誰かくれないかなぁ、こういうでっかいの。←くれません、絶対に。 ダイヤモンドは永遠の輝き・・ ちょうどいちばん端にあたるコンヤル・レストランのあたり、ボスフォラス海峡とアジア側を見渡せるとても素敵な場所。 イスタンブールでも1、2を争う眺めのよい場所。 3枚に分けて、ほぼ180度のパノラマでお見せします。 まず、アジア側、遠方にマルマラ海に浮かぶプリンシズ諸島もよく見渡せます。 2枚目、何度か登場しているチャムルジャの丘。 3枚目、ボスフォラス海峡とボスフォラス大橋。 この眺めが私の好きなイスタンブールのすべて・・ ボスフォラス海峡沿いに家欲しいなぁ。でも、高いんだ、これが。 中庭から建物とバラ園を・・ トルコを大好きになった理由のひとつ・・ このタイルの美しさ。 バグダッド・キョシュクの前のガゼボ。新市街と金角湾の方の見晴らしがよい場所。 こうやって見ると、ちょっと半島のように突き出した場所にあるこの宮殿はイスタンブールのすべてが見えますね。だからこそ、この場所に宮殿があったのでしょうけど。 トプカプは建物自体は、ドルマバフチェ宮殿などの荘厳な建築物に比べると全く及ぶべくもないけど、宝物類の豪華絢爛ぶりは他に比類がない! 今回は、ハーレムは行きませんでしたけど、ハーレムの中は当時の暮らしぶりが伝わってきます。 ほっと一息で、ケーキ&コーヒータイム。 元同居人と何度も通っている、この界隈ではいちばんケーキが美味しいお店Cigdem Cafe。 変わらぬ姿が嬉しい。トラムのスルタン・アフメット駅のすぐ近くです。 トラムの駅。 元同居人と私が偶然再会して腐れ縁がスタートした場所、1998年1月、シェケル・バイラムの頃。 特に計画していたわけではないけど、なぜか思い出をたどってるみたいな今日。 私の最後の夜だからかな・・ そして、今宵は満月。夜景観光にお出かけです。 ドルマバフチェ・ジャーミィ。この前のカフェは私のお気に入りの場所。 私的イスタンブールで眺めのいいカフェ4選。 いずれもイスタンブールらしい景色を楽しみながらお茶ができるから。 ①ここ、ドルマバフチェ・ジャーミィ前 ②ギュルハネ公園の突き当たり。トプカプの高台の下。 ③ピエール・ロッティのチャイハネ。ここは金角湾がきれい。 ④後出のオルタキョイ。ボスフォラス大橋の袂。 ドルマバフチェ宮殿の入り口付近、時計塔。 かの有名なるチュラーン・パラス宮殿。 この隣にイスタンブールで2軒目!のフォー・シーズンスホテルが来年の開業目指して工事中でした。 進化するイスタンブール・・ ボスフォラス大橋の夜景。きれい~うっとり。 やってきました、夜景観光の終点、オルタキョイ。 ここは屋台みたいなお店がいっぱい出てたり、カフェ・レストランがいっぱいの、東京でいうと原宿みたいな感じ。 だんだん夜も更けてゆく・・・ ディナーはイスティクラル通りから少し入ったところにあるHaci Abudullahで。 ここのManisa Kebabと言って、野菜とラムのクレープ包みのお料理が大好きなのです。 相変わらず美味しい。 Haci Babaの骨付きラムのオリエンタルライス添えと共に私の忘れ得ぬ味。 しあわせ~ デザートは、カボチャを甘く煮たものに、カイマクという生クリーム添え。 冬のお約束のデザート。 至福~
by kara_melek
| 2006-11-05 23:59
| 海外旅行
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